日本にとっていま
最大の敵は中国であるという記事を
書いたかと思います。
本日はその逆の、味方として
最も重要な国はどこなのかを
お話したいと思います。
日本にとって最も重要な国
日本にとって、味方にしておきたい
重要な国は2つあります。
もちろん味方は
多ければ多いほどよいのですが、
その中でも最重要な国は
2つに絞ることができます。
アメリカ
ひとつは言わずもがなのアメリカです。
アメリカとの同盟関係がなかったら、
尖閣諸島は2013年くらいにアッサリ
中国に奪われていたことでしょう。
ヘタをすると沖縄も中国領に
なっていたかもしれません。
なので、日本が最優先で
遂行しなければならない
外交ミッションは、
アメリカとの関係を
良好に保つことなのです。
インド
そしてもう一つの最重要国、
それはインドです。
なぜインドなのでしょうか。
それはなんでかって言うと、
それはなんでかと言いますと、
インドだからです。
理由その1:アメリカの凋落
先程あげたアメリカは、
たしかに今、世界No1国家です。
しかしながら、みなさんもご存知の通り
そのパワーは下り坂に差し掛かってきている。
今すぐ世界のパワーバランスが
ひっくり返るとか、どうこうなると
いう話ではないのですが、それでも
10年20年先のことを見据え、
将来の大国との仲間づくりを
考える必要があるわけなのです。
理由その2:人口
インドは13億人の人口を擁する国です。
これは中国の14億人に次いで世界2位です。
人口の多さは、基本的にその国の
ポテンションの高さと考えてよいですから、
この時点でインドは次の大国としての
高い潜在能力を秘めているわけですね。
理由その3:高度経済成長
最大のパートナーアメリカは成熟期、
最大の敵・中国も成長期の末期。
いずれもここからの
大きな経済成長は見込めません。
そこに来ると、インドが
成長期に入ったのは1990年頃。
50年続くと言われている成長期が
まだ半分残っています。
インドのGDPは2017年、
2兆6億ドルと世界で6位。
しかしながら、一人当たりGDPは1976ドル、
世界では143位という低さ。
つまり、まだまだ伸びしろは
俄然あるということです。
一人あたりのGDPが中国並みに
なったと仮定して計算をすると、
GDPは11兆ドルとなり、
日本の5兆ドルをアッサリと抜き去り、
12兆ドルの中国に肩を並べるほどになります。
ちなみにアメリカのGDPは20兆ドルです。
理由その4:地理的要因
古今東西、国と国の関係において、
地理的に距離が近いと、
いざこざの起きることは多いです。
むしろ世界の歴史って、
お隣さんとかご近所さんとの
小競り合いとか、そんなんばっかりです。
日本にとって中国が
最大の敵となっている原因も、
この地理的要因がでかいです。
Lサイズです。
地球の裏側まで行って
嫌がらせするよりも、
近くの手頃な日本に
ちょっかい出したほうが
楽じゃないですか。ね。
そこへいくと、インドと日本には
地理的に適度な距離があります。
領土や国境、領海で
揉めることはないでしょう。
逆に中国とインドは国境をさかいにして
領土が隣り合っています。
実際、お互いが国境に軍を配置して、
ちょっかい出したり
小競り合いしたりしています。
日本とインドには、こういった
揉め事のタネがないという
アドバンテージもあるのです。
日本の最重要国まとめ
外交の世界では、
「敵の敵は、味方ぜよ」
というバランシングの力が
働くことが多々あります。
インドにとって、無害で
世界的にはまだまだお金持ちの
日本を味方にすることはメリットです。
今のうちから将来の大国と
良好な関係を築き、最大敵国の中国を
軽くいなしていきたいですね!!
僕のこの考えは、僕が師匠と勝手に呼んで
一方的に弟子入りしている
北野幸伯さんの分析を元にしています。元にしていると言うかそのまんまです。
それなりに国際情勢の書籍には
挑戦しましたけれども、専門用語とかがむつかしくって読み難くって、
全然頭に入ってきませんでした。そんな手強い書籍に
ヒーヒー苦しみ悶えていた中で
出会ったのが北野幸伯先生の書籍でした。
師匠の文章は難しい専門用語も
必要最小限にとどめていて、その出てくる専門用語にも
噛み砕いた説明で補足がされていて、読みやすい文章でスラスラ読める上に、
そもそも
「国際情勢はいたってシンプル」という前提の分析なので、
それまで複雑怪奇と思われていた
国際情勢の図がスッと頭に入ってきたのです。
情報の出どころもわたしたちと同じ
新聞やニュースの記事。それでいて国家の趨勢に関わる大局の
未来予測はビタッビタに的中させています。
興味は断然あるんだけれども
どうもとっつきにくくってと二の足を踏んでいる方にはすごくオススメの国際政治ジャーナリストさんです。
無料のメルマガも配信しておりますので、
まずはこちらからお試しという手も
全くのアリでございますぞ。
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